第10回 「朗読の日」 の公演を終えて (長野淳子) 

  
朗読メンバーブログ [posted:2012.06.30]

毎年6月に開催される東京での朗読会が、お陰様で先頃無事終わりました。


第10回 朗読の日 表紙.JPG


これはNPO日本朗読文化協会が主催する 「朗読の日」 という公演ですが、
毎年全国から会員が集い、作品の発表を通して、朗読の楽しさを皆様にお伝えしています。
10周年を迎えた今年は、会場の銀座 博品館劇場に、6月15日、16日、17日の3日間、
5つのステージに述べ150人の会員が登場し、延べ1500人のお客様がお越し下さいました。
まさしく年に1度の 「朗読の祭典」 です。


私はこの公演でも、大好きな向田邦子さんの作品を読んでいるのですが、
通算7回目の参加となる今年は、向田さんとドラマを通して親交の厚かった演出家
久世光彦さんの 「触れもせで」 ~向田邦子との20年~から 「遅刻」 という作品を読みました。
これは、久世さんの向田さんへのラブレターのような、とてもすてきな作品です。


遅刻 写真2.JPG


今年は、Aステージのトップバッターという大役を仰せつかり、
また 「出来るだけ台本から顔を上げて 語るように!」 という演出の先生からの指示もあり
柄にもなく緊張しましたが、Bステージの司会も、Eステージの 「60歳のラブレター」 も
お陰様ですべてどうにか無事 務めることができました。


そして全ステージが終わってからの打ち上げの席で、演出の先生が言われた
「本番が一番良かった!!」 という言葉に、ほっと胸をなで下ろしました。
この達成感があるから、また来年もこのステージに立ちたいと思えるのだと思います。


この「朗読の日」の公演は、プログラムの作成から、チケット販売の管理、当日の会場運営など
ほとんどすべてを会員が分担して作り上げていく朗読会です。
そしてNPO日本朗読文化協会には、朗読が好きな方ならどなたでも参加できますので、
興味のある方、ぜひご入会下さい!! 一緒に朗読を愉しみましょう!!


会のホームページも 是非ご覧ください。   
http://www.rodoku.org/