第16回 「朗読の日」 ご報告
毎年6月に東京で開催される朗読会が、お陰様で今年も無事終了ました。
これは、NPO日本朗読文化協会 が主催する 「朗読の日」 という公演で、毎年全国から会員が集い、
作品の発表を通して、朗読の楽しさを皆様にお伝えするもので、まさしく年に1度の 「朗読の祭典」 です。
16回目 を迎えた今年も、銀座の博品館劇場 を会場に、6月16日㈯、17日㈰ の2日間、
4つのステージに延べ80人近くの会員が登場し、延べ1000人以上のお客様がお越し下さいました。
今年は、「ことばの万華鏡 きらり キラッ 朗読の世界へ」 というサブタイトルのもと、
スタンダードの名作、古典、現代作品、童話、など、バラエティーに富んだ内容の上演でした。
私はこの 「朗読の日」 の公演には、第2回から参加してきましたが、通算13回目 となる今回は、Aステージの 「司会」 と、
光原百合 作 「星月夜の夢がたり」 より 「大岡裁き」 を朗読しました。
この作品は、大岡越前のおなじみの名裁き 「子争い」 をモチーフにした作品で、私としては、初の 「時代物」
衣装は講師の飯島先生から、かんざしなどは着付けの岩崎先生からそれぞれお借りし、
城所理事長から和服の所作のレクチャーを受け、舞台に臨みました。
なにせ 「七五三以来の着物」 の私、何もかもが初めての世界で、
今回は本当にたくさんの方々に助けて頂きました。ありがとうございました。
自分としては、決して100点満点とは言えない出来だったのですが、
それでも、上演後ロビーでお客様をお見送りしている時、見知らぬお客様が沢山近寄っていらして、
「おたよさん、よかったわよ!!」 そう言って握手を求められた時は、思わず泣きそうになりました。
特に今回は、1月に亡くなられた演出家の 飯田輝雄先生 へ贈る舞台でもあったので、
ロビーで奥様からお声を掛けて頂いたときは、感極まるものがありました。
飯田先生、今年の 「朗読の日」 はいかがでしたか?
飯田先生からの 「たすき」 を受け取り、今回演出をして下さった倉田先生から、
「時代物と和服姿に初挑戦、とてもいい感じでしたよ。長野さんらしい豊かな情緒と繊細さ、泣かせるツボ。
すべて満点に限りなく近かったのでは?」 という感想を、後日頂きました。(これには、完全に泣きました)
また、全ステージ上演後、会場で行われた 「閉会式」 では、加賀美幸子 朗読名誉会長 から、
「スマートで自然な演出の中、いろどり様々で充実感がありました」 という貴重な嬉しい講評を頂きました。
こうした達成感があるから、また来年もこのステージに立ちたいと思うのです。
ご来場いただきました皆様、陰ながら応援して下さった皆様、そして出演者・スタッフとしてご一緒させて頂きました皆様に、
この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
この 「朗読の日」 の公演は、プログラムの作成から、チケットの販売・管理、当日の会場運営など、
ほとんどすべてを会員が分担して作り上げていく朗読会です。
またNPO日本朗読文化協会には、朗読が好きな方ならどなたでも参加できますので、
興味のある方、ぜひご入会下さい!! 一緒に朗読を愉しみましょう!!
★第15回 「朗読の日」 の模様はこちら http://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/15.html
★第14回 「朗読の日」 の模様はこちら http://www.stage-up.info/contents/cat9/14.html
★第13回 「朗読の日」 の模様はこちら http://www.stage-up.info/contents/cat9/-13.html
★第12回 「朗読の日」 の模様はこちら http://www.stage-up.info/person/cat1/12.html
★第11回 「朗読の日」 の模様はこちら http://www.stage-up.info/person/cat1/11.html
★第10回 「朗読の日」 の模様はこちら http://www.stage-up.info/person/cat1/10.html
★NPO日本朗読文化協会のホームページを、是非ご覧ください。 http://www.rodoku.org/