「ライブリーディング」 に参加して (「口紅のとき」 38歳)
朗読メンバーブログ [posted:2015.12.19]
「ライブリーディング ブーケ」 2回目の出演となる今回は、
角田光代さんの短編小説 「口紅のとき」 を、リビングの講座の仲間3人で読みました。
この作品には、一人の女性の人生の折々に登場する1本の 「口紅」 を通して、
その女性の生き方が描かれています。
特に今回は、1人の女性の人生の18歳・38歳・79歳の時を、3人でそれぞれ演じるので、
「38歳」 役の私は、前の人からバトンを受け取り、次の人へ渡すという感じを意識しました。
私は朗読をする時 「セリフ」 があまり得意ではなく、いつも苦労するのですが、
今回の作品は 「セリフ」 が結構あって、少し不安でした。
ある時、鏡に向かって 「これが私?これが私かあ~」 と言うシーンを練習していて、
実際に鏡に向かって手で頬を撫でながら言うと、とても自然な 「セリフ」 になりました。
仕草をつけるということは、当然顔を上げて 「セリフ」 を言うことになる訳で、
「練習では出来ても、本番では絶対無理」 と思っていたところ、
長野先生から 「練習で出来たことをやらないなんてもったいない。いつやるの?今でしょ!」 と
喝を入れられ、勇気を出してチャレンジしてみました。
「顔を上げて、仕草を付けて、セリフを言う」 のも、かなり緊張しましたが、
なんとか演じることができ、私にとってひとつ階段を上ったような気がしています。
これからも、勇気をもって新しいことにチャレンジしていきたいと思います。