白百合祭で 『ごんぎつね』 を朗読しました。 (長野淳子)
第50回 「白百合祭」 図書館企画
朗読会 「ごんぎつねと新実南吉の世界」
10月25日㈰、仙台白百合女子大学の大学祭で 『ごんぎつね』 を朗読しました。
仙台白百合学園は、私にとって幼稚園~小学校時代の母校で、
その大学祭で、昨年に続き今年も朗読させて頂けることは本当に嬉しいことで、私自身とても楽しみに伺いました。
昨年は、「赤毛のアンと村岡花子の世界」 をお届けしましたが、
2回目の今年は、 「ごんぎつねと新実南吉の世界」 と題して
誰もが小さい頃一度は聞いたことのある、新実南吉の作品を朗読しました。
大正2年、愛知県の知多半島に生まれた新美南吉は
幼くして母を失い、養子に出されるなど寂しい幼少期をおくりました。
中学生時代から創作を始め、弱冠18歳で「ごんぎつね」を世に出しますが、
病に苦しみ、作家としての成功を前に29歳の若さで世を去りました。
南吉が残した作品は、童話、小説、童謡、詩、戯曲、俳句、短歌など多岐にわたり、
1500を超えますが、その作品はどれも 「美しい文章」 「巧みな心理描写」 「ユーモア」 に彩られ、
亡くなってから70年以上経った現在でも、多くの人々に愛されています。
今回は、小学校の国語の教科書に半世紀以上も掲載されている、代表作 「ごんぎつね」 と
作品の解説や、新実南吉の生涯とその人となり、
更にきつねの親子と人間とのかかわりを描いた作品 「手袋を買いに」 を朗読しました。
また、朗読会の最後に、矢野竜弘の詩 「当たり前のこと」 を音楽にのせて全員で一緒に朗読しました。
当日は、可愛らしいお子さん連れの方や、大学の学生さんや卒業生など
30名近くの方が参加して下さり、皆さんとても熱心に耳を傾けてくれました。
参加して下さった皆様から
★先日、次女の学習発表会で 『ごんぎつね』 の群像を観たばかりだったので、興味があって観に来ました。
★本格的な朗読だったので、また違う印象で聴く事ができました。迫力がありました。
★久しぶりに 『ごんぎつね』 や 『てぶくろをかいに』 を聞きました。
★長野さんの読み方がとても聞きやすく、話に引き込まれていくようでした。
★他の作品や違う絵の 『ごんぎつね』 も読んでみたいと思いました。
★とても聞きやすく、内容も 『ごんぎつね』 だったので、なつかしい気持ちで聞くことができました。
★やはりプロは違うと思った。その時の登場人物の心情や情景がすごく、伝わってきた。
★改めて 『ごんぎつね』 『てぶくろをかいに』 を聞き、これまでとは違った見方や考え方をすることができました。
★プロの朗読が聞けて楽しかったです。
★初めて朗読会に参加して、生の声で話が聞けたことが良かったと思っています。
★本の内容を読むだけではなく、映像も使っていたのでよかったです。
★話の内容がなげかけられているようで、心に響く語りだった。すばらしい朗読だった。
★『ごんぎつね』 は何度も聞いたことがあるが、朗読はまた違った良さがあった。
★『ごんぎつね』 のお話を久しぶりに聞いて、今聞くと考えさせられることも多いと感じました。
★セリフも読み方もステキでしたが、子守うたが特によかったです。
★心をこめて「セリフ」を言っていて、自分も朗読をしたことがあったが、全く自分とは違いすごいと思った。
★すてきな朗読ありがとうございました。
★人物の気もちを考えている。
★朗読会、聞いてみたかったです。
★すばらしい朗読をしていただきありがとうございました。参考にさせていただきます。
★最初の一言から、思わずマイクを使ったのかと思うほど、よく通る響きのある声でびっくりしました。
★また聞いてみたいと思いました。
★アナウンサーの方の声を聞く機会がないので、よかったです。
★児童とふれあう仕事につきたいと考えているので、語りかける雰囲気など学ばせていただきました。
★初めての長野さんの朗読会に参加できて良かったと思いました。
★人を引きつける朗読の仕方をしていてとても感動させられました。
★お話の世界に入ったような感覚になって、すごく楽しむことができました。
★生の声を聞けてとても良かったです。感銘を受けました。
★すてきな朗読で、本の中に入りこんで物語を楽しむことができました。これからも頑張ってください。
★短い時間でしたが、お話を聞かせていただきありがとうございました。
★『ごんぎつね』 と 『てぶくろをかいに』 を聞き、なつかしくなりました。ありがとうございました。
などなど、様々な感想を頂きました。
朗読会にお越し頂きました皆様、そして図書館の皆様、本当にありがとうございました。
皆様から頂いた笑顔や、励ましの言葉を糧にして、
これからも様々な作品を朗読していきたいと思います。ありがとうございました。
昨年の 「赤毛のアンと村岡花子の世界」 はこちら
https://www.stage-up.info/contents/cat9/post-34.html