「杜の音」 の朗読ボランティアに参加して (三浦由子)

  
朗読メンバーブログ [posted:2016.09.01]

8月30日(火) 私の 「杜の音」 デビューの日は、あいにくの台風でした。
デイサービスに通ってくる方が少なく、少人数の聴き手とはなりましたが、温かい拍手で迎えていただき、大変うれしく思いました。
かえってあまり緊張せずに読むことが出来たように思います。


皆様に喜んでいただけるものをと、さんざん悩んで、今回は 「日本昔話百選」 より 「黄金の瓜」 という、夢のあるお話を選びました。
子どもの声・女性の声・お殿様の声...、いろいろな声を出せて、練習もとっても楽しかったので、
「黄金のなる瓜の種はいらんかね~」 ともう読めなくなるのが、なんとなく寂しいくらいです。


当日は、顔を上げて読もうと思っていましたのですが、途中で 「どこ読んでいたっけ?」 と
ひそかに慌てたところが2か所くらいありました。でも自分としては合格点です(自分に甘い?)。
聴き手の皆様には、昔話の世界で少しでも心を遊ばせていただけたのかな...と思っております。


佐藤稔さんの 「寿限無」 は、ご本人の声と読み方にピッタリ・ばっちり。
田中憲子さんの 「ヨクネルとひな」 は、かわいいお話で、田中さんの優しさが伝わってくるような素敵な読みでした。
そして長野先生の向田邦子さんのエッセイ 「お八つの時間」
一字一句がしっかり聴き手に届くような読みで、さすがです。聴き手の皆さまも幼い頃を思い出されたのではと思います。
他の方の作品を聴くと、次回の作品選びの参考になりますね。でも一番悩むには、作品選びですが。


読み手が、深く作品を掘り下げて読むことで、聴き手もまた、素晴らしい時間を過ごすことが出来る可能性がある 「朗読」
4月から始めた 「朗読」 が、これからの私の人生に大きく彩りを添えてくれそうです。
「杜の音」 の皆さま、これからもよろしくお願いいたします。(三浦 由子)


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