「スタッフからの声」 ③
12月8日に開催した朗読会 「ライブリーディング ブーケ vol,2」 では、
現在ステージ・アップで司会の勉強をしているメンバーが、スタッフとして手伝ってくれました。
今日は、当日の 「スタッフの声」 をお届けします。
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今回ステージ・アップ主催の朗読会に、会場案内のアシスタントとして参加させて頂きました。
私は、これまで朗読の世界とは全く縁がなかったので、朗読とはどういったものなのか?
とても興味がありました。
開始前のリハーサル、朗読される皆さんは大変緊張している様子で、
その緊張感が私にも、会場にいるスタッフ全員に伝わってきました。
いよいよ本番開始!
会場内はたくさんのお客様で満席です。
第一部の 「詩」 の朗読が始まると、会場内は静まりかえり、
読み手の武田さんの声が、会場いっぱいに響き渡りました。
その後も 「童話」 「小説」 と続き、第一部が終了。
休憩をはさんで、第二部は、芥川龍之介作 「蜘蛛の糸」 からスタート。
読み手の早坂さんが発する言葉は、力強く魂が込められており、大変感動しました。
その後は、大橋静子さんのエッセイ 「すてきなあなたに」 で、
静かな音楽がとても心地良く、なんだか心が和みました。
最後は、長野先生の朗読で、向田邦子作 「お辞儀」
先生の朗読を聞いているうちに、私はふと自分の母を思い出してしまい、なんだか目頭が熱くなりました。
第二部も終了となり、フィナーレはお客様と出演者全員で声を合わせて
矢野竜広さんの 「当たり前のこと」 という詩を読みました。
お客様の中には、目頭を押さえていらっしゃる方もいましたが、私も震災の時のことを思いだし、
家族の顔が浮かんで、途中で声が詰まって読めなくなってしまいました。
人は、毎日の生活に追われて、普段何気なく生活し、当たり前に過ごしている日々が
本当はとても大切なことなのだと、この 「詩」 を朗読して感じました。
今回、朗読会に参加させて頂き 「言葉の持つ力」 を改めて感じることができ、
私にとって、すばらしい経験となりました。
今、私は披露宴の司会の勉強をしていますが 「朗読」 も 「司会」 も
「言葉」 で人を感動させることができるのだと思いました。
私も、自分の言葉で人を幸せにできるような 「司会者」 を目指して、
今後も精進していきたいと思います。 (星名 理絵)