「朗読と涙」

12月1日㈯に 宮城野区中央市民センターで行われた朗読会
「伝える思い・伝わる心」 お陰様で盛況のうちに、無事終了致しました。


この「朗読会」は、仙台ひと・まち交流財団と市民センターの合同企画事業として開催されたもので、
震災の体験を通して感じたことや、今の思いを、60字の「ことば」として募集し、
皆さんから寄せて頂いた「107編」を冊子にまとめ、その発表会として開催されたものです。


冊子は、岩根 浩さんの風景画や、市民センターの絵手紙サークルの皆さんの挿し絵なども入って
とてもステキに出来上がり、当日お越し頂いた皆さんにお配りしました。


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当日は、初積雪となった仙台でしたが、日頃から各市民センターを利用している方や、
出演者からの誘いを受けた方などを含めて、40人近いお客様がお越し下さいました。


中には、60字の「ことば」を寄せて下さった方も、おいでになっていて
自分の作品が読まれると、嬉しそうに笑顔で応えて下さったり、
それぞれの作品に大きく頷きながら耳を傾けて下さったり、時には目頭を押さえていらしたりと、
会場のお客様と出演者の気持ちが、ひとつに繋がったように感じた1時間でした。


ステージ・アップの出演者も、そうした皆様のあたたかいまなざしに支えられて、
精一杯ステージを務めてくれました。
特にフィナーレに、お客様と出演者全員で声を合わせて読んだ 矢野竜弘さんの詩「当たり前のこと」は
震災後の今 ひときわ感慨深いものがあり、私自身胸がいっぱいになってしました。


頂いたアンケートの中に「読み手が泣いてどうする。聞き手を泣かせて!!」というご意見もありましたが
震災の日から、今日までの日々を振り返る中で、溢れる思いをどうしても堪えることが出来ませんでした。
冷静に、客観的に読めるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。ご理解いただければ幸いです。


朗読会が終わった後、お客様から「声の力は大きいですね!」
「文字に、声で魂を吹き込んで頂けたようで、感動しました!!」とお声を掛けて頂きました。
何より嬉しいひと言でした。
これからも朗読を通して「言葉を心の窓にして」皆様にお届けできればと思っております。 


あらためて、当日会場にお越し頂きました皆様、各市民センターの皆様
そしてたくさんの応援を頂きました皆様、本当にありがとうございました。
 

来年1月26日には、大沢市民センターで「言葉を心の窓にして」と題して、
朗読会を開くことになっています。
是非お運び下さいませ。お待ちしております。


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