「女性のための朗読会」 に出演して (佐藤 稔)
宮城県シルバー人材センター連合会 主催の 「女性のための朗読会」 が、
12月15日 多賀城市文化センターで上演されました。
今回私が朗読したのは、角田光代 作 「彼女のこんだて帖」 より 「豚柳川できみに会う」
これまで一度も料理をしたことがなかった男性が、亡くなった奥さんの料理がどうしても食べたくて、
料理教室に通いだすところから、物語は始まります。
舌にも胃袋にも美味しい料理は、幸せを生み、人をつなぐ。
エピソードに出て来る料理のレシピが巻末にあって、料理のイメージも楽しめる作品です。
今やコンビニやスーパーで、簡単に済ませられる食事ですが、料理を作ることがどれだけ大事か、
そこには大切な人への想いがあるということを、改めて考えさせられます。
本番に臨むに当たり、当然準備万端、レッスン等も積み重ねているところであり、
揺るぎの無い気持ちで、臨めたと感じていました。
ところが、本番とはどんな世界に属するモノなのでしょうか...?
読みが、燃え上がる様にすらすらと進んでいると感じていたのですが、
後半部分を過ぎてから、突然喉がいがらっぽい感じになってしまいました。
それでも何とか最後迄終了させることが出来ましたが、かなり冷や汗をかきました。
勿論事前の対策、うがい薬でうがい、のど飴、睡眠を充分にとる、水分も補給していました。
それなのに何故...?
原因について、自分なりに考えてみました。
それは、読みに夢中になるあまり、自分の発声のキャパを越えてしまったのだと思います。
常日頃の喉の訓練、ケアの重要性、その会場等における、その時の自分のキャパの認識が大事だと強く感じました。
勉強、勉強、また勉強。
本当に常日頃の修練が大事だという事を、再認識させられました。
勉強とは、一生ものと常日頃感じておりますが、正に痛烈に感じさせられました。
結びに、こういう場を提供して頂けました事、心から感謝申し上げます。感謝感激です。(佐藤 稔)
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