「八重洲朗読会」 に出演しました!

  
長野淳子 [posted:2019.03.20]

東京駅から徒歩5分。
八重洲ブックセンターの8階イベントスペースで、奇数月の土曜日、午後3時から開催される 「八重洲朗読会」
回を重ねて 113 回目 を迎えた3月、トップバッターとして出演させて頂きました。


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当日は、天気予報の 「雨」 がはずれて、薄日のさす穏やかな一日。
開演前からお客様の列ができ、100名のお客様で客席は満杯!
司会の中村悦子さんの、涼やかな声で、朗読会スタート。


第113回八重洲朗読会 sDSC04821 (1).jpg1.jpg 第113回八重洲朗読会 sDSC04775 (1).jpg1.jpg


今回読ませて頂いたのは、向田邦子 作 「男どき女どき」 より 「嘘つき卵」  

「男どき女どき」 とは、世阿弥の 「風姿花伝」 の中にある言葉で、
「人生は、思いのままになる時もあれば、ならない時もある」 という意味です。


第113回八重洲朗読会 sDSC04793 (2).JPG ①「嘘つき卵」.jpg

平凡な日常生活の中の 「ささやかな幸せ」 と、その隙間に隠れている 「小さなトゲ」 を見事に描いた、向田邦子 最後の作品
30年以上も前に書かれた作品なのに、時代を超えたテーマが、心に響きます。


②「桃明かり」.jpg 第113回八重洲朗読会 sDSC04811 (1).JPG

山本一力 作 「まねき通り十二景」 より 「桃明かり」   市原タツ子さんが、江戸情緒をたっぷりと聞かせてくれました。


③「ランチ」.jpg 第113回八重洲朗読会 sDSC04833 (1).JPG

サマセット・モーム 作 「ランチ」   軽快で洒落たお話を、松本由美子さんが品よく聞かせてくれました。


第113回八重洲朗読会 sDSC04857 (1).JPG ④「誇り」.jpg

トリは、ベテランの小川弘子さん。 辻 邦生 作 「誇り」 を、臨場感たっぷりに読み上げ、客席を魅了していました。


第113回八重洲朗読会 sDSC04865 (1).JPG 第113回八重洲朗読会 sDSC04869 (1).JPG


朗読会終了後、お客様から

★ レベルの高い朗読会で、4作品どれも面白かった。
★ いずれも作品選びが良くて、朗読者の個性がよく出ていた。
★ 聞く楽しみを味わえた。

という感想を頂きました。ありがとうございました。


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2005年スタート以来、ステージの構成・照明・音響・司会など、全て会員のみで運営している 「八重洲朗読会」

次回は、5月18日㈯ 15:00~16:30 開催です。どうぞお楽しみに!!