「ライブリーディングブーケ vol.2」 に参加して (及川満奈美)
12月8日、ステージ・アップの朗読会
「ライブリーディング ブーケvol.2」 ~言葉を心の窓にして~ に、初めて参加させて頂きました。
以前から朗読に興味がありましたが、まさか自分が出演させて頂けるとは...。
私は大橋鎭子さんの 『すてきなあなたに』 から 「子猫のペル」 と 「オムニバスドラマ」 を
読ませて頂きました。
日常の何気ない出来事を、作者の優しく温かい目線で描いたエッセイです。
声に出して読んでいくうちに、人との関わりの中での普段の何気ない会話や、
微妙な心の内を表現した言葉に、思わず 「そうなのよね、わかる、わかる」 と
つい頷いてしまう自分がいました。
「子猫のペル」 と 「オムニバスドラマ」 には、子供達が登場します。
子供達との会話や無邪気な彼らの行動が、大人達の心をハッピーにしてくれるのです。
心が洗われるような清々しい空気が漂う瞬間を、作者の優しい思いやりのある言葉で綴られています。
その光景を思い描きながら読み進めていくうちに、その文章にはない心の変化が、
今度は読み手の 「心の文章」 になっていくようで、それはとても不思議な感覚でした。
「言葉」 は、文字から得る情報や感覚が声を通して発せられた瞬間から、
「生き物」 になっていくのだ...と気がつきました。
これは私にとって、とても新鮮な発見でした。
多くのことを学ばせて頂いた 「朗読会」
長野先生はじめ、一緒に練習させて頂いたメンバーの皆さん
そして、この会を支えて下さったステージ・アップの皆さんのお陰で、
文字通り 「すてきな」 時間を味わうことが出来ました。
お聴き下さいましたお客様。
遠路遥々お越し頂いたお客様もいらっしゃると伺いました。
本当に心から感謝申し上げます。皆様、ありがとうございました。