朗読ボランティア 「杜の音」 通信 (H28年 6月号)
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
6月は、以下の5作品を朗読しました。
① 「語るためのグリム童話」 より 「マレーン姫」
② 「せかいむかしばなし」 より 「ブレーメンのおんがくたい」
③ 渋谷 勲 脚本 「しばいのすきなえんまさん」
④ 新美 南吉 作 「ごんぎつね」
⑤ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」
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① 「語るためのグリム童話」 より 「マレーン姫」 (朗読:武田 博子さん)
父である王のすすめる結婚に反抗して、真っ暗な塔の中に幽閉された 「マレーン姫」 が、
7年後塔から脱出して、愛する王子とめでたく結婚するまでの物語。
昨年12月の、ステージ・アップの朗読会で、この作品に挑戦した武田さんが、半年ぶりに朗読してくれました。
台本無しの 「一人語り」 のスタイルに、今回もお客様からたくさんの拍手が送られました。
昨年の朗読会の模様は こちら http://www.stage-up.info/contents/cat9/vol3-1.html
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② 「せかいむかしばなし」 より 「ブレーメンのおんがくたい」 (朗読:小笠原 清子さん)
「ブレーメンの音楽隊」 は、「グリム童話」 の中の一つで、
ドイツのグリム兄弟が、古くから語り継がれている昔話を書き改めたもので、
よく働いた動物たちが、年をとったことで不幸になりそうになったとき、
身に付けている特徴を発揮し、幸せになるという物語です。
「勤労の果てに不幸などあってはならない」 と暗に語っているこの物語は、
現代にもその意味を重ねているようです。
今回は小笠原さんが、ろば・いぬ・ねこ・おんどり の声を、上手く使い分けて楽しく読んでくれました。
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③ 渋谷 勲 脚本 「しばいのすきなえんまさん」 (朗読:田中 憲子さん)
タイトル通り、芝居好きの閻魔大王が、芝居上手の団十郎に芝居をせがみ、
とんでもない災難に遭ってしまうお話です。
こういった作品を得意とする田中さん。今回も、実にいきいきと語ってくれました。
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④ 新美 南吉 作 「ごんぎつね」 (朗読:長野 淳子)
「ごんぎつね」 は、小学校の国語の教科書に半世紀以上にわたって掲載されている、新美南吉の代表作で、
私は、昨年10月に、仙台白百合学園大学の大学祭で、
また、今年6月に博品館劇場で開催された 「朗読の日」 の公演でも朗読しています。
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⑤ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」 (朗読:全員で)
「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと その一つ一つが 本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。
「杜の音」 でも、いつも結びに全員で、音楽にのせて読みます。
「この詩のコピーを部屋の壁に貼っています」 という方もいて、
「毎回この詩を朗読するのが楽しみです」 とおっしゃって下さいました。
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毎回、作品選びに始まって、登場人物の配役やBGMなど、
「読む人」 も 「聞く人」 もお互いに楽しめるように、工夫していますが
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
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「チーム杜の音」 関連記事
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