朗読劇 『口紅のとき』 に参加して (吉田睦美)
「口紅のとき」 の朗読を昨年聞かせて頂いた時 心にひびくものを感じていました。
今回 「12歳」 のエピソードを読むとの事でお話しを頂いた時、私に出来るのだろうか?難しそうだなと思いました。
「12歳」 は、亡くなった祖母の 「死化粧」 で使われた一本の 「口紅」 を通して
12歳の主人公が、初めて 「人の死」 について、意識する・・・というエピソードです。
レッスンが始まり、毎回、必ず新しい気付きがありました。
毎回新鮮な思いを感じながら、想像を働かせ言葉に思いをのせていくなかで、改めて朗読の奥深さを感じました。
練習を重ねるなかで、言葉をさらりと流してしまい重みが感じられなくなってしまったり
台詞が飛んでしまって、頭が真っ白になり冷や汗をかく場面もありました。
その経験からまた一から台本と向き合い、基本を今一度確認しました。
少しでも役に近づき、12歳の目でみた情景、経験、思いをお客様に伝える事が出来ればと思い本番に臨みました。
本番は緊張しましたが、沢山のお客様が聞いて下さっていたので、より演技に没頭できたように思います。
今回の経験がまたひとつ自身の財産になったと思います。
お客様からは、きれいな花束、素敵な表情、嬉しいお言葉をいただきました。本当にありがとうございました。
(寄せて頂いた言葉)
★心地よく過ごさせていただきました。
★非日常を感じられ刺激的だった。
★完成度が高く、音楽もよかった。
★間の取り方が勉強になった。
★あまり動きがなくても場面を想像できた。
★口紅を近いうちに買おうと思った。
★案内のアテンドが素晴らしく、まねしたくなった。
そしてなにより当日お運び頂いたお客様からに、心から御礼を申し上げます。
ここまでご指導下さった長野先生、本当にありがとうございました。
共演者の皆様、スタッフの皆様、ご縁に感謝しております。 (吉田睦美)