初めての 朗読劇 『口紅のとき』 (野呂光江)
朗読メンバーブログ [posted:2016.12.22]
今回の朗読劇 「口紅のとき」 は、私にとって初めての舞台で、とにかく緊張しました。
私の役は、結婚をまじかに控えた 「29歳」
自分の理想を、互いの両親にことごとく却下され、途中から 「貝になる」 というストーリー。
ご来場頂くお客様に、ご満足頂ける朗読をしなければ...と、
長野先生の指導を頼りに当日まで幾度も稽古を重ね、又自宅でも移動の車中でも練習を重ねました。
いざ本番、満員御礼の会場の舞台に立ってみると、自分の中に根付くことのできた表現力を出せた部分と、
練習時とは異なる本番の臨場感に押され 備えていたはずの演技プランを出せなかった場面と、混在の朗読だったと思います。
ステージを降りた後、今一度やり直したいという気持ちでしたが、二度は無いのが生の舞台なんだなということも実感しました。
適度な緊張感と、適度なリラックス感のバランスを上手く取ることが、自分の中で大きな課題として残りました。
終演後のお見送りの際に、目を潤ませて帰られる方や、
声を弾ませて 『素晴らしかった!』 と声をかけて下さるお客様が沢山いらして、嬉しくなりこちらが元気を頂けました。
又後日、来てくれた私の友人には
『話に引き込まれ、主人公の喜怒哀楽がハッキリと伝わってきて、次々展開を楽しみに観ていたよ』 と言ってもらえて、
沢山の反省点は、次のチャンスがあればそこで活かせる様に、また努力していこうと胸に刻みました。
最後に、師走のお忙しい中ご来場を頂いたお客様、
この貴重な機会を与えて下さり、常に気持ちが前に出る様 熱き指導と励ましを下さった長野先生、
そして素敵なスタッフと出演者の皆様に、心から感謝申し上げます。本当に有り難うございました。 (野呂光江)