『口紅のとき』 に よせて (早坂ふく子)
朗読メンバーブログ [posted:2016.12.19]
朗読劇 「口紅のとき」 が、12月3日 せんだいメディアテークで上演されました。
私の役は、病いの夫に死が近いことを気づかせまいと、毎日夫の病室に 「口紅」 をぬっていく 「65歳」 の妻。
初めての 「人の死」 に関する朗読でした。
今回の課題は 「感情のコントロール」
「夫の死」 というものに向き合う時、どうしても 「悲しみ」 の感情が表に出すぎてしまうのです。
稽古の度に長野先生から 「泣きに入らないで!」 と言われ、あらためて朗読の難しさと、
自分の朗読に対する姿勢のあり方を考えさせられました。
当日は、演じている間中客席が静かで、私の朗読がお客様に伝わっているのだろうかと、
少し不安になったりもしましたが、上演後お客様から頂いた言葉に、ホッとしました。
今年も朗読会に出演させていただき、本当にありがとうございます!
一人の力では到底たどり着けない、素敵な世界に身を置けたことが、何よりも幸せだと思います!
長野先生をはじめ、関わられた全ての皆様に心から感謝です!
これからも私にとっての 「口紅」 をつけ続け、熱い想いを抱いていきたいと思います! (早坂ふく子)