朗読ボランティア 「杜の音」 通信 (H28年 5月号)
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
5月は、以下の4作品を朗読しました。
① 「語りたいこんな民話」 より 「おけ屋のゆめ」
② 「あまんきみこ童話集」 より 「くもんこの話」
③ 新美 南吉 作 「ごんぎつね」
④ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
① 「語りたいこんな民話」 より 「おけ屋のゆめ」 (朗読:八幡 靖子さん)
みやぎ民話の会叢書第14集 『語りたいこんな民話』
35編の物語はどれも生き生きとしておもしろい作品ばかり。
著者の小野和子さんは40年以上東北の民話採集をされている方で、澁谷夏海さんの挿絵がまたすばらしい。
働き者の桶屋が見た夢の物語を、八幡さんがいい味を出して朗読してくれました。
話が進んでいくうちに、皆さんが 「次はどうなるの?」 と興味津々の顔で、聞き入ってくださいました。
著者の小野和子さんは1934年岐阜県生まれ。1958年より宮城県仙台市在住。
東京女子大学日本文学科卒業。1970年から東北地方の民話採訪活動、民話集の編集、編纂に従事。
1975年に 「みやぎ民話の会」 を設立し、現在は同会顧問。
宮城を舞台にした童話 「ゆめのゆめのサーカス」 は、ステージ・アップのレパートリーの一つです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
② 「あまんきみこ童話集」 より 「くもんこの話」 (朗読:堀 多佳子さん)
小さなサヨが、大好きなひいおばあさんから聞いた、雲の上に暮らす可愛いらしい女の子「くもんこ」のお話。
「あったかい春の風が、林の向こうから、うぐいすの歌声をはこんできました」
小さい頃の思い出と一緒に、胸がほっこりする物語を、堀多佳子さんが読んでくれました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
③ 新美 南吉 作 「ごんぎつね」 (朗読:長野 淳子)
「ごんぎつね」 は、小学校の国語の教科書に半世紀以上にわたって掲載されている、新美南吉の代表作で、
私は、昨年10月に、仙台白百合学園大学の大学祭で、http://www.stage-up.info/contents/cat9/post-72.html
また、今年6月に博品館劇場で開催された 「朗読の日」 の公演でも朗読しています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
④ 矢野 竜広 作 「そこに日常があった。」 より 「当たり前のこと」 (朗読:全員で)
「太陽がのぼること」 で始まるこの詩は、
「当たり前に思えてしまうこと その一つ一つが 本当は奇跡」 という内容で、
ステージ・アップの朗読会でいつも最後に、参加者全員で読んでいる詩です。
「杜の音」 でも、いつも結びに全員で、音楽にのせて読みます。
「この詩のコピーを部屋の壁に貼っています」 という方もいて、
「毎回この詩を朗読するのが楽しみです」 とおっしゃって下さいました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
毎回、作品選びに始まって、登場人物の配役やBGMなど、
「読む人」 も 「聞く人」 もお互いに楽しめるように、工夫していますが
読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」
「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「チーム杜の音」 関連記事
◆朗読ボランティア 「チーム杜の音」 http://www.stage-up.info/cat6/post-60.html
◆「杜の音通信」(H27年2月号) http://www.stage-up.info/cat6/post-72.html
◆「杜の音通信」(H27年4月号) http://www.stage-up.info/cat6/-4.html
◆「杜の音通信」(H27年5月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/post-48.html
◆「杜の音通信」(H27年6月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/post-47.html
◆「杜の音通信」(H27年7月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/-7.html
◆「杜の音通信」(H27年8月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/-8.html
◆「杜の音通信」(H27年9月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/-9.html
◆「杜の音通信」(H28年1月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/-h28.html
◆「杜の音通信」(H28年2月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/-282.html
◆「杜の音通信」(H28年3月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/-h28-3.html
◆「杜の音通信」(H28年4月号) http://www.stage-up.info/contents/cat9/9-2.html