ライブリーディング Vol.２ 開催 （島尾尚子）
１２月８日 ステージ・アップ主催 「ライブリーディング」 が開催されました。
２０１０年のVol.１に続き、２０１１年８月に予定していたVol.2。
震災により延期を余儀なくされ、ようやく３年振りの実現となりました。
会場となったのは、ホテルメトロポリタン仙台の最上階。
ここは、私が見習いの頃、毎週のように通い、司会の勉強をさせて頂いた思い出の場所です。
窓からの眺めは素晴らしく、薄っすらと雪をかぶった山並みが、まるで一枚の絵のように
美しく目に飛び込んできます。
私は今回も司会として携わらせて頂きましたが
当日初めて、出演者の朗読に触れ、そのクオリティーの高さに驚きました。
私自身は、司会をメインとしているので、朗読に触れる機会は少ないのですが、
同じ表現者として学ばせて頂くことが沢山ありました。
出演者の個性豊かな表現と作品のもつ魅力に、幾度となく惹き込まれましたが、
なによりも心に響いた作品は、矢野竜広さんの 「当たり前のこと」 という詩です。
ステージ・ップの朗読会では必ず、ゲストと出演者がラストにこの詩を群読するのですが、
私が、この詩に触れたのはVol.１以来３年振りでした。
あの時は、普通に日々の幸せを感じながら読んでいましたが、
震災を経験した今だからこそ溢れる想いがあり、
群読の最中、何度もこみ上げてくる感情がありました。
きっと会場の皆さんも、同じような気持ちだったことでしょう。
まさに、全員の心がひとつになった瞬間でした。
皆さんにも、機会があったら是非読んで頂きたい詩です。
矢野竜広さんの 「当たり前のこと」
日々の幸せは、皆さんの目の前にあるのですよ。
ライブリーディング ブーケ ～言葉を心の窓にして～
またいつか、Ｖol.3でお会いできますように・・・