「ライブリーディング ブーケ Vol,1」 を終えて  (めぐみ)

  
朗読メンバーブログ [posted:2010.12.04]

こんにちは、めぐみです。


街路樹の葉もすっかり落ちて、秋も終わりだな・・・と思っていたらもう12月。
この時期になると 「1年が経つのって本当に早いな」 と改めて思います。


『ライブリーディング ブーケvol.1』
長野代表から 「朗読会いかがですか」 とお声がかかったのは7月頃だったと記憶します。


私自身 朗読を聴くのは好きで、時間をみつけて朗読会に足を運ぶこともあります。
しかし読み手として人前で朗読するのは未経験。自分にできるだろうか?と迷いましたが、
「仙台エクセルホテル東急がクローズするにあたって なんらかの形で恩返しをしたい」 という
長野代表の一言に後押しされ、頑張ってみようと参加を決意しました。


仙台エクセルホテル東急は、私自身ブライダルの司会者を目指して勉強し、
デビューさせていただいた思い入れの深いホテルです。


感謝の気持ちを込めて、そして私自信の胸に仙台エクセルホテル東急がここに存在したことを
最後にしっかり刻み込もうと思いました。


長野代表がそれぞれのメンバーの特徴が生かせるようにと全体の構成をしてくださり、
練習(レッスン)を開始しました。

私は、暮らしの手帖という生活雑誌に掲載されているエッセイ 「すてきなあなたに」 から
2編を選び読むことになりました。


長きに渡り掲載されているのでご存知の方も多いと思いますが、「すてきなあなたに」 は
日常にあったちょっとした 「いいこと」 「嬉しいこと」 が綴られたエッセイです。


ほわっと心が温かくなる内容と シンプルな文章のエッセイが題材ということで、
これならなんとか大丈夫そう・・・と始めは思いました。


しかし、一回目の練習から 「朗読」 の難しさを思い知らされることになるのです。


まずは、たくさんある素材から2編を選び出すことに迷い、やっと決めた題材を声に出して読んでみると
「ちょっとしたいいこと」 が上手く伝わらないことに悩みました。


さらに、普段は意識していない話し方のくせや 誤ったアクセントに直しが入り、
一つ直るとまた別のところが上手くいかず・・・レッスンは迷走を極めました。(笑)


言葉にして、人に伝える難しさを改めて感じ、このままで大丈夫だろうか・・・と
不安でいっぱいでしたが、長野代表や同じチームの伊藤ゆうみさん、関本美幸さんにも
支えていただき なんとか当日を迎えることができました。


ono_yuri.jpg


また、ブライダルの司会をしていても感じるのですが、音楽の持つ影響力って素晴らしいですね。モノクロの風景がカラーの風景になるように言葉に華やかさを与えて頂きました。


音楽(電子ピアノ)を担当してくださった 高橋由利さん にも感謝の気持ちでいっぱいです。


そしていよいよ迎えた本番当日。


会場となった仙台エクセルホテル東急・パーティールーム青葉は 
大きな窓から明るい日差しがそそぐ素敵な会場です。ここがなくなってしまうのは本当に残念。
河北新報の夕刊に記事が掲載されたこともあり、たくさんのお客様が会場に足を運んでくださいました。


通いなれた場所ということ、会場の雰囲気やステージ・アップのメンバーが一緒だという安心感からか
本番はとてもリラックスした気持ちで臨むことができました。
お客様の中には、朗読を聞いて目頭をあつくされている方もいらっしゃいました。


愛美さん ライブリーディング.JPG


普段私たちはたくさんの情報に囲まれて過ごしていて、
その情報は流れるように自分の中を通り過ぎているように感じます。


耳から聞く情報だけですと、自然とその情報に神経を集中し、想像力を働かせてその情景をイメージするようになる。
朗読のいいところは、この想像力が十人十色でそれぞれの世界をイメージできることだと私は思っています。
おそらく、お客様も想像した世界がご自身の経験とリンクし、ぐっと込み上げてくるものがあったのでしょう。


会のフィナーレに お客様にもご参加いただいた群読 「あたりまえのこと」 では、
皆さんが声を出して下さったことにも感激しました。


この詩は、普段 「あたりまえ」 だと思っていることも 実は 「あたりまえ」 ではなく
そのひとつひとつが本当は奇跡なんだという内容です。


「皆さん声を出して読んでください」 と言われたら 声を出すのがあたりまえと思うかもしれませんが、
人前で声を出すということはなかなか難しいこと。
皆さんの声が会場に響きわたるのを聞いて、これもまた奇跡だと感じました。


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ご協力頂いたアンケートにもたくさんの嬉しいお言葉、激励のお言葉が書かれていました。
~言葉をこころの窓にして~お過ごしいただいた、日常から少し離れた空間でのひと時。
それぞれのお客様の心に 少しでも足跡が残すことができたら嬉しいです。


今回はステージ・アップのメンバーと一緒に一つの企画に参加したことにより、
朗読だけでなく、たくさんのことを勉強させていただきました。


仙台エクセルホテル東急がクローズしてしまうことはとても寂しいことではありますが、
お世話になった感謝の気持ちと、この経験を糧にまた一つステージアップできればと思っています。


『ライブリーディング ブーケvol.1』 を無事終えることができましたのも
ひとえに、会場に足を運んでくださったお客様、応援してくださった皆様、
ご協力いただきました関係各社の皆様のおかげです。

本当にありがとうございました!

ライブリーディング 集合写真.JPG