「ライブリーディング ブーケ Vol,1」 を終えて (優美)
「ライブリーディング ブーケ vol.1」 は、沢山のお客様に足を運んで頂きました。
一輪ずつ薔薇のプレゼントをお渡して 最後のお客様を見送った後、
ガラス張りの会場の窓の外にハラハラと満ちて散る秋の便りを眺めながら 「一期一会とはこういう事...」 腑に落ちたのでした。
ご存知の方も多いと思いますが、会場の 「青葉」 を提供して下さった 仙台エクセル東急ホテルは、
11月末をもってクローズとなりました。
「ステージ・アップとして、披露宴の仕事でお世話になった会場に何かお礼をしたい...」
長野代表の一声から この朗読会に向けての準備が始まりました。
ステージ・アップは、披露宴や各種イベントを中心とした司会者が所属する事務所であり、
(長野代表はじめ、ホームページに掲載されている面々がそのメンバーです)
又、一般の方も含め、お話しのスキルを高めたい方々のスクールでもあります。
(職業も、年齢も様々なステージで活動している人々が それぞれのペースで学んでいます)。
今回は、その全てのメンバーが初めて一堂に会し、一つのイベントを作りあげたのでした。
これは、当社にとって今後の方向性に一石を投じた大きなターニングポイントと言えると思います。
私にとっても、ライフワークとして言葉の表現を生かして、地元に根ざした活動が出来るのは大きな喜びです。
実は、司会のスケジュールの関係で、今年の9月末にラジオ番組を卒業させて頂いたのですが、
そういう意味でも、この秋は私にとって大きな節目だったという気がしています。
朗読会で私が読んだ中に 「ピアノを習うようになって5年目になります。」 というセリフあるのですが、
私は司会の仕事をするようになって 5年余りになります。
先日、人の細胞は5年で入れ替わると聞き、私の体の細胞も全て入れ替わって、考え方も大分変ったように思ったものでした。
特に今回の朗読会では 沢山のお客様と出会い、時間と空間を共に過ごさせて頂く中で
何か大きなエネルギーに巻き込まれたような感じを受けた 出来事がありました。
お開き後に聞いたのですが、一人のお客様が私の朗読したエッセイをお聞きになって号泣され、後の演目も聞かず帰ってしまわれたそうなのです。
私が読んだのは 明るくてお茶目なおばあちゃんのお話しです。
どこに号泣ポイントがあったのかな?と戸惑っておりましたところ、スタッフから説明がありました。
数年前に人助けをした事が原因で亡くなられたお母様の性格や話し方が、
そのおばあちゃんにピッタリ重なって涙が止まらなくなってしまったようなのです。
「あの方にありがとうと伝えて下さい。」 との伝言を聞いて、何とも言えない畏敬の念が湧きました。
お客様がいらっしゃるからこそ起こるライブの妙。不思議ですね。
参加したメンバーそれぞれが、持ち味を生かして本当に伸び伸びと朗読をされていました。
締めはやはり、貫録の長野代表。
仕事でも朗読でも、学びの道のりは長いなあ!!と思ったことでした。
あらためてご来場頂いたお客様、仙台エクセルホテル東急のスタッフの皆さん、
ヘアセットを担当して下さった美容室9Aのきゅうえい先生、撮影をして下さったデザイン・ココの長屋さん、
出店や広告協賛を頂いた各社の方々にも 心より感謝を申し上げます。
余韻に浸る間もなく、師走に入りました。
羽化の痛みを感じつつ、私達はステージ・アップして参ります。
※写真は2次会での一コマ
・撮影のご協力を頂いたデザイン・ココの長屋さん。 優しくて、時にアドヴァイスも伺えて大好きな方です。
・エッセイを読んだ仲間、めぐめぐ(小野愛美さん)、みゆきちゃん(関本美幸さん)と。
2人とも優しくてシッカリ者。時々私が天然の合いの手を入れています。いい組み合わせでしょう?