「杜の音通信」 ダイジェスト (令和2年2月号)

平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」


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65回目 を迎えた令和2年2月は、以下の3作品を朗読しました。


① 室井 滋 : 文 ・ 長谷川 義史 : 絵 「すきま地蔵」
② 川端 誠 : 作 ・ 絵 落語絵本 「おおおかさばき」
③ 倉本 聰 : 作 ・ 黒田 征太郎 : 画 「ニングルの森」 より 「お札」


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① 室井 滋 : 文 ・ 長谷川 義史 : 絵 「すきま地蔵」  (朗読 : 福山 郁江さん)


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女優の室井滋さん絵本作家の長谷川義史さん の、なんとも絶妙な組合わせの一冊。


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区画整理のために、ビルのすきまから出られなくなったお 「お地蔵さん一家」 に、
様々なおつかいを頼まれた 「ぼく」 は、町中をかけめぐって大活躍!


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どこか 『幸福の王子』 という童話にも似ているこの作品。
(町の真ん中に立つ王子の像から、一羽のつばめがさまざまな用事を言い使って、貧しい人を助けるお話)


今回は福山さんが、ほっこりとした感じで読んでくれました。
杜の音の皆さんも、ほっこりと楽しんでくれたようでした。


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② 川端 誠 : 作 ・ 絵 落語絵本 「おおおかさばき」   (朗読 : 田中 憲子さん)


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名奉行 大岡越前の 「三方一両損」 をモチーフにした作品。


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左官の金太郎 が三両の入った財布をひろい、落とし主の 大工の吉五郎 に届けに行ったところ、
「出てった金は受け取れねえ、ひろったおまえのもんだ」 と、どなられるしまつ。
「せっかくもってきたものを」 と、互いにひっこみがつかず、家主も手を焼いてお奉行のお裁きをうけることに。


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そこで登場するのが、南町奉行所の大岡越前守
職人気質ゆえ、どちらも三両を受け取らない、という、一風変わった案件に、見事な裁きが下ります。


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今回は、江戸っ子のきっぷの良さを、田中さんがテンポよく表現してくれました。
杜の音の皆さんも、楽しそうに聴き入ってくれました。


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③ 倉本 聰 : 作 ・ 黒田 征太郎 : 画 「ニングルの森」 より 「お札」   (朗読 : 長野淳子 ・ 田中憲子さん ・ 福山郁江さん)


ドラマ 「北の国から」 などの脚本でおなじみの、倉本聰さん が初めて書いた童話です。


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「ニングル」 は、北海道の原生林の奥深くに少数生存する「先住民族」 です。
彼らは生命の木とともに生き、その寿命は数百年にもわたります。


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純粋で真っ直ぐな感性をもっているニングル。
曇りのない目から見ると、人間社会はどのように映るのでしょうか。
未来を生きる子供たちに読んであげたい1冊です。


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読み終わった後、「ニングルって、今でもいますかね」 というお客様からの感想に、
皆さんの顔がなんだか優しくほっこりしていました。


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「朗読ボランティア」 がある日にデイサービスの日を変更する方もいる・・・

今回、担当の方から嬉しいお声を頂きました。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。


当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-21.html