「杜の音通信」 ダイジェスト (令和2年6月号)
平成26年の9月から、月1回のペースで朗読ボランティアに伺っている 「ギャラリー杜の音」
新型コロナウイルスの影響で、4月と5月はお休みを頂き、3か月ぶりの訪問でした。
67回目 の令和2年6月は、以下の3作品を朗読しました。
① 林 木林 : 作 ・ 岡田 千晶 : 絵 「ひだまり」
② 向田 邦子 : 作 「父の詫び状」 より 「身体髪膚」
③ 川端 誠 : 作 「風来坊の子守歌」
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① 林 木林 : 作 ・ 岡田 千晶 : 絵 「ひだまり」 (朗読 : 田中 憲子)
乱暴者で自由奔放な猫の トラビス は、親切で優しい ミケーレ と出会い、幸せを知ります。
ところが、ミケーレを失い、元のすさんだ生活に戻ってしまい......。
すべてを失った絶望の底から、再び希望の光を見出すまでを描いた感動作。
今回は、猫が大好きな田中さん が、トラピスとミケーレの声をうまく使い分けて、心情豊かに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、しっかりと耳を傾けて下さいました。
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② 向田 邦子 : 作 「父の詫び状」 より 「身体髪膚」 (朗読 : 長野 淳子)
「身体髪膚 之ヲ父母ニ受ク 敢テ毀傷セザルハ 孝ノ始メナリ」
これは、
「私たちの体は、髪の毛から皮膚に至るまで、すべてが父母から貰ったものである。
自分の身体を大事にすることが、親孝行の第一歩である」
という意味で、体に残る小さな傷を通しての、向田さんの家族への思いが温かい眼差しで描かれた作品です。
体に残る 「小さな傷痕」 は、当時のことを思い出す 「スイッチ」 のような気がします。
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③ 川端 誠 : 作 「風来坊の子守歌」 (朗読 : 田中 憲子)
木彫りにかけては天下一品。「あしたはあしたの風がふく」 と、いつもの決めぜりふ。
旅のお坊さん、「風来坊シリーズ」 の名作!
時代劇風の人情物語を、田中さんが臨場感たっぷりに読んでくれました。
杜の音の皆さんも、楽しんで下さったようです!
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読んでいる間の 皆さんからの 「笑い声」 や、読み終わった後の 「拍手」 「楽しかった」 の声が 「朗読して良かった~」 と思う瞬間です。
そうした声を励みにして、これからも 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。
当日の詳しい模様は、こちらをご覧ください!
https://www.stage-up.info/contents/cat9/cat23/-26.html