「朗読ボランティア」 のご案内

震災後、私が 「朗読ボランティア」 として、初めて復興イベントに参加したのは、一昨年の10月でした。 
以来、岩沼の仮設住宅や、病院のリハビリセンターなどで、朗読ボランティアを行っています。


仮設住宅では、高齢者ホームが開催する、集会所での 「おしゃべりサロン」 に参加し、
仮設住宅にお住いの皆さんと一緒に、手作りの昼食を頂いた後、40分ぐらい朗読。
病院のリハビリセンターでは、リハビリが終わった後、談話室で1時間ほど朗読をしています。


これまで朗読した作品は 

・小野和子さんの童話 「ゆめのゆめのサーカス」
・安房直子さんの童話 「きつねの窓」
・倉本  聡さんの童話 「ニングルの森」
・向田邦子さんの 「エッセイ」 や 「小説」
・夫婦間の手紙 「60歳のラブレター」 など


時には、ステージ・アップのメンバーも加わって、ひとつの作品を読み分けしたり
CDの音楽にのせて読んだりと、朗読の幅も広がっています。


毎回、作者や作品の紹介をはじめ、世間話などを織り込みながら朗読しますが
いずれの会場でも、皆さん笑顔で頷きながら時には涙を流しながら、とても熱心に耳を傾けて下さいます。


朗読の後 「物語の中に出てくる人の表情が見えるようだった」 「景色が目に浮かんだよ」
「毎回楽しみにしてるよ」 「また来てね」 と声を掛けて頂き、嬉しい限りです。


「朗読で元気になってほしい!!」 と思う私たちの方が、
皆さんから「頑張っていこうね!!」 と励まされ、胸があつくなります。


震災から2年になりますが、「心のケア」 はまだまだ必要だと思います。
これからも、私たちに出来ることとして 「朗読ボランティア」 を続けていきたいと思っています。

「朗読ボランティア」 のご希望がありましたら、以下よりどうぞご連絡ください。
お問い合わせフォーム


朗読ボランティアの模様が掲載された記事も、どうぞご覧ください。

NPO日本朗読文化協会 「朗読ニュース」(2012年春号)

総合南東北病院 「トピック&ニュース」(2012年1月24日更新)