震災の特別番組に出演しました

3月11日、震災関連の特別番組に出演しました。
番組は、全国のコミュニティFM 95局を結んでの 特別番組


『KIZUNA station from 名取』


メインパーソナリティに、シンガーソングライター・俳優の 岸田敏志さんを迎えて、
名取市にある イオンモール名取 特設ステージからの、生放送でした。
 

名取の市議会議員の方や、災害FM局のパーソナリティー、夫婦漫才のお二人・・・等々
震災直後から、被災地のために様々な活動をしてきた人たちが、ゲストとして紹介され、
私もその中の一人として出演しました。


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私は 「 朗読ボランティア 」 の活動についてお話した後、
矢野竜広さんの詩集 「 そこに日常があった。 」 から 「 当たり前のこと 」 を朗読しました。


「 太陽がのぼること・・・」 から始まるこの詩は、
「 日頃当たり前と思っている様々な事は、本当は奇跡・・・」 という内容で
ステージ・アップの朗読会で、いつも一番最後に、お客様と一緒に読み上げている作品です。


今回は、私一人で朗読しましたが、メインパーソナリティの岸田敏志さんも
オープンフロアに集まって下さったお客様も、じっくりと聞き入って下さいました。


今回は、最後までなんとか泣かずに読むことが出来ましたが、
朗読に続いて行われた1分間の黙祷は、あの日のことが思い起こされて、涙がこぼれてしまいました。


そんな被災地の人たちを励ますように、岸田敏志さんが 「 きみの朝 」 を歌ってくれました。

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岸田さんは、「 この 『 きみの朝 』 の、3番の歌詞にある
『 群衆を飲み込んだ 都会の悲しみの渦の中に・・・』 
と いうフレーズが、震災以降どうしても歌えなかった・・・」 と 話してくれました。


そして、「 2年の月日を経て、やっと
『 コーヒー一杯分の やさしさをそそぎこむ ぼくの唄よ 』
と 続けることが出来るようになった 」 とも 話してくれました。
  

そんな思いを込めた歌声は、本当に心に染み入るものでした。


何を隠そう、私は岸田さんの 「 きみの朝 」 が大好きで、
目の前で聴く 岸田さんの生の唄声に、ただただ感動!!
この2年間の自分自身に 「 ご褒美 」 を頂いたような気持ちになりました。

震災から2年が経っても、被災地の復興はまだまだ進んでいない現状ですが
これからも 「 言葉を心の窓にして 」 活動していきたいと、強く思った1日でした。


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