「披露宴」 を見学して (その9)
披露宴の見学をさせて頂きました。
御親戚中心の披露宴で、特に大がかりな余興も予定ではなかったので
静かな披露宴になるのかなと想像していましたが、新郎のお父様が率先して歌を披露されたり、
ご家族やご兄弟ならではのお話が弾んだり、とても賑やかな宴となりました。
新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う 「ファーストバイト」 は、最近ではポピュラーな演出ですが、
そのシーンで木製のビックスプーン 「誓いのスプーン」 が使われ、私は今回初めて拝見しました。
ちなみに 「木のスプーン」 の言われは・・・
ヨーロッパでは、木で作ったスプーンを新居のキッチンに飾っておくと料理が上手になり、
幸せな結婚生活を約束してくれる。
またスプーンは豊穣の証とされ、一生食べることに困らない
たくさんの幸せをすくうという意味が込められている・・・・・との事です。
「ファーストバイト」 の後、そのスプーンにゲストの皆様からお二人へのメッセージを記入して頂きました。
(これから結婚式を予定されている皆様、いかがでしょうか?)
カラオケは全部で4曲披露されましたが、先輩がお客様に事前にお話を伺って
選曲の理由を、お客様自身にお話し頂きました。
選曲の理由を聞くと、それぞれに 「ああ、なるほど」 と思うところがあり、
理由を知って歌を聞くのと知らずに聞くのとでは、聞き方が変わってくるので、
私も取り入れたいと思いました。
新郎新婦からの 「サプライズプレゼント」 では、それぞれのゲスト6名様に参加して頂き、
「ブーケプルズ」 方式でプレゼントを引き当てて頂くことになっていましたが、
参加されるゲストがなかなか決まらず、先輩が 「新婦からお誘い頂けますか」 とお願いして
新婦がお誘いすると、すんなりと人数が集まりました。
司会者が一方的にお声掛けをするよりは、主役のお二人にお声掛け頂いたほうが、
ゲストの皆様も嬉しいだろうと思うので、ここでも流石だなと感心しました。
披露宴が始まる前に 「新婦のお母様はシャイな方なので、中座のエスコートもして頂けるかわからない、
その場合はお姉さまに・・・」 といった情報がプランナーさんからありましたが、
いざ披露宴が始まると、お母様も嬉しそうにエスコートして下さり、
更に、お母様とお父様が一緒にカラオケに参加されたりと、心配は取り越し苦労となりました。
人前式に続いて披露宴と、目標だったデビューを果たし少しずつ司会者として歩みを進めていますが、
進めば進むほどに、これまでとは違った課題に、ひとつふたつとぶつかっています。
そんな中で、久しぶりに先輩の司会を見学する機会を頂き、違う角度から見る披露宴は
着眼点も変わり、非常に良い学びの時間となりました。
これからも、一つ一つの披露宴を大切に、努めていきたいと思います。