朗読劇 「悪女について」 によせて
【投稿日:2014.11.30】
先日、ステージ・アップ主催の朗読劇 「悪女について」 にスタッフとして参加しました。
有吉佐和子の原作がおもしろく読み応えがあったので、
それがどのように表現されるのだろうと、当日を楽しみにしていました。
一人約15分の出演時間を、ほぼ全員が台本を見ずに演じると聞いていたのですが、
本番前の出演者のみなさんはあまり緊張している様子もなく、リラックスムードで過ごしていました。
きっと私だったら、一人壁に向かってぶつぶつ念仏のようにセリフを言っていたと思います(笑)
開場の時間となり、受付係の私の仕事がスタート。
たくさんのお客様の中には、出演者へのプレゼントをお持ちになったお客様や、
また当日券を求めるお客様もいらっしゃり、受付も誘導スタッフも忙しく動いているうちに、
あっと言う間に開演の時間となりました。
本番が始まり見学させて頂くと、衣装やヘアメイクなどそれぞれの役に合わせて準備され、
「朗読劇」 とは言うものの、実際には 「ひとり芝居」 に近い演出でした。
ひとりひとりイメージ通りの配役で、引き込まれて見入ってしまいました。
トリを飾ったのはもちろん、長野先生。
チラシなどに使用した赤い薔薇の写真そのもののようなジャケットを着た先生はさすがの迫力で
お客様から笑いが起きたり、そこにいた全員の心を掴んでいるようでした。
「朗読」 とは声に出して文章を読むことですが、感情を込めて読み上げることでもあると思います。
今回の 「朗読劇」 は、文字言語で表現された文学作品を音声言語で再表現する芸術なのだと感じました。
「朗読」 の奥深さを再認識する良いきっかけとなり、私もいつか挑戦してみたいと思いました。