「披露宴」 を見学して (その12)
長野先生が司会をされた披露宴を見学しました。
新郎新婦が共に学校の先生と言うこともあり、ゲストのみなさまがお互いの名前がわかるようにと
お一人お一人のネームプレートや、写真撮影用のアイテムなどをお二人で手作りされていました。
また、ゲストに新郎新婦へのメッセージを書いて頂いた短冊を飾った 「七夕飾り」 や、
新郎のお父様が、宮城の銘酒 「浦霞」 をご用意され、遠方からのゲストのみなさまへ
宮城ならではのおもてなしをなさり、全体を通してアットホームな心温まる披露宴でした。
披露宴が始まってからは、
乾杯のご発声をされた新郎のご友人が、新郎の新婦への告白までのエピソードを披露されると、
新婦のご友人がその時の新婦のお気持ちを披露され、会場は一層和やかな空気に包まれました。
新郎新婦がご両家のお母様から種火をもらい、その灯りをゲストの皆様へリレーする 「キャンドルリレー」
その灯りを一斉に吹き消すセレモニーで、先生は打合せとは違う言葉で吹き消しの合図をされました。
それはとても自然に発せられた言葉で、その言葉の方がその場の雰囲気に馴染んでいるものでした。
先生の司会はお客様の心を掴むコメントが随所にあり、その場に自然に溶け込みつつも
常に冷静に披露宴全体を見ているのだと、今回も改めて勉強になりました。
予定にはなかったゲストへのインタビューでは、ご両家ご両親様の声も聞くことが出来ました。
新婦のお父様が披露宴中ずっと難しい顔をされていたので、私はとても気になっていましたが、
先生がマイクを向けると、にこやかにお話をされました。
その瞬間 「お父さん、笑った!」 と声が上がり、会場全体が更に一つになりました。
新郎のお父様のお礼の挨拶で
「仙台から遠く離れて暮らす新郎新婦を、どうぞみなさま温かく見守って下さい」 と、
ご子息の幸せを心から願い、涙を浮かべてお話をされたお父様のお気持ちに、
親のありがたみを私自身改めて感じました。
ちなみにお二人の挙式は 「仙台 伊達流茶祝言」 といって、この日が初お披露目でした。
「茶婚式」 とも言われ、和婚ブームの中、秘かな人気を呼んでいるようです。
ご興味のあるかたは、どうぞこちらをご覧ください。 http://datekon.saloon.jp/