「披露宴」 を見学して (その13)
先輩の披露宴を見学させて頂きました。
「今日の新郎新婦はとてもシャイで、華やかなことがやや苦手」 と事前に先輩から教えて頂きましたが、
開宴前にご挨拶に伺うと、真面目で誠実そうなお二人は、やはり緊張されているご様子でした。
新郎新婦のプロフィール紹介で 「みなさまからのエールを拍手にこめて~」 と先輩が言うと同時に
新婦の姪御さんが元気に拍手をされ、会場全体に笑顔と拍手が広がりました。
続いての 「鏡開き」 では、ちょっとしたハプニングが起きました。
「鏡開き」 のやり方は打ち合わせの時や本番でも、
「三回目の 「よいしょ」 の掛け声で大鏡を開いてください」 と新郎新婦に説明するのですが、
緊張のためか二回目の 「よいしょ」 で勢いよく大鏡を開いてしまい、
樽のお酒が新婦にかかってしまったのです。
新郎新婦がそれぞれに小槌を持っていたので、二人で一つの小槌を持っていたら
起きなかったかもしれないと思いました。
祝宴に入ってからは、お食事を召し上がりながらゲストの方とお話しになったり、
お二人ともリラックスされた様子で、ご両家のご両親様をはじめゲストのみなさんが
新郎新婦のご結婚を喜び、心から祝福されている雰囲気に満ちていました。
中でも新郎のお父様はマイカメラ (いまどき珍しいフィルム式) で、
新郎のお母様である奥さんと一緒に写真を撮影されたり (お母様は嫌がっていましたが笑)、
披露宴の間中、全てのシーンをずっと撮影し続けていました。
また私の所へいらして 「ティッシュを下さい」 ということを、
パントマイムのように動作だけで伝えようとされたり
シャイな新郎とのギャップがあり、それもまた微笑ましい光景でした。
新郎新婦が違えば、当然ひとつとして同じ披露宴はありませんが、
新郎新婦の幸せを願い、喜び、お祝いをする方々の笑顔は、
どの披露宴も一緒だなと、改めて感じました。