「デビューの日」 を迎えて
この度、とうとう待ちに待った 「デビューの日」 を迎えました。
窓を開けると、一番に目に飛び込んできたのは、大好きな青い空!
この青空に 「晴れの日」 を迎えた新郎新婦の笑顔を思い描きながら、
デビューの大成功を願いました。
長野先生のところへ通い始めて今日に至るまで、
数々の細やかなご指導を頂いた事を思い出しておりましたら、
先生からあたたかい激励のお電話を頂きました。
感謝の気持ちと共に、ボルテージもどんどん上昇してゆきます。
逸る心を落ち着かせながら、さあ会場へ!
先ずは、スタッフの皆さんにご挨拶。
「今日がデビューの日ですね。一緒に頑張りましょう!」 とお声を掛けてくださり、勇気100%です。
何と言っても今日は、新郎新婦はじめ、会場にいらっしゃる全ての方が
幸せな気持ちに満ち溢れる佳き日となりますように、と祈りを込めて臨みました。
ちょっぴり緊張しながら披露宴がスタート。
新郎新婦は古式ゆかしい長持ち唄が流れる中、
木遣会の皆様の先導のもと、人力車に乗ってのご登場です。
厳かな中にも、先導してくださる方々とお迎えするゲストの皆様、
そして何より新郎新婦の幸せ一杯の想いが、扉を開けた瞬間、会場一杯に溢れて胸が熱くなりました。
「幸せの瞬間に、立ち会わせて頂ける喜びを胸に、精一杯務めさせて頂きたい」
そう心に誓い、夢中で司会をさせて頂きました。
ゲストの皆様に、披露宴が出来た喜びを感じて頂く瞬間が、至る所でありました。
新郎のご実家がお酒屋さんで、大震災で被災したにもかかわらず、
仮設の商店街で復興の担い手になっていること。
そのご主人であるお父様が、ゲストの皆様へのプレゼントとして、
新郎新婦のお写真を素敵に設えた紅白のお酒を、サプライズでご用意されていた事。
メモリアルムービーでは、新郎のお手元に思い出のお写真がなくても、
ご友人やご親戚、そしてご近所の皆様が、この日の為に一生懸命集めてくださった事。
新婦のおばあちゃま(御年83歳)は、この日の為にお身体を押して出席してくださり、
お孫さんの為に 「二人は若い」 という歌を、大きなお声で熱唱してくださいました。
涙あり、笑いありの披露宴も、ご両家の皆様やゲストの皆様のご協力を頂き、
無事に御披良喜を迎えた時は本当にホッとしました。
皆様から労いのお言葉を頂き、只々感謝申し上げるとともに、
気がついた細かい事を反省点として、更に精進して参ります。
司会者は、会場のスタッフの皆さんと一丸となって、「お・も・て・な・し」 させて頂くのですね。
この気持ちをずーっと持ち続け、これから全力でこのお仕事をさせて頂きたいと思います。