「披露宴」を見学して (その2)
先日、披露宴を見学させて頂きました。
こちらの会場での披露宴の見学は初めてです。
この日挙式の新郎新婦と先輩の打合せにも同行させて頂き、
お二人の結婚式への想いを傍らで伺っておりましたので、とても楽しみに会場へ向かいました。
先輩はプランナーさんへ挨拶し、直ぐに祝電の確認をして、披露宴会場へ行き、
セッティングのレイアウトをチェック。
続いて祝電を新郎新婦に確認して頂く為、階段を駆け上がり、お二人がいらっしゃる写真室へ。
そして再び披露宴会場へ戻り、キャプテンや音響さんと最終確認。
私も先輩に続き、目まぐるしく上や下に階段を行ったり来たりしているうちに、
時には迷子になって、スタッフの方に階を教えて頂いたりと、ちょっと空回り。
しかし本番はこれからです。
慌てふためいている自分を深呼吸で落ち着かせ、とっておきの演出が行われるフロアへ移動。
いよいよセレモニーの時間が近づいて来ました。
この日は朝から晴天に恵まれ、新郎新婦のお二人を祝福しているかのように、
そのフロアにも眩しくキラキラした光が差し込んでいました。
その光の中に現れた新郎が、貴公子のように凛々しくて、
階段の先にいらっしゃる新婦とお父様を待つその姿に、思わず涙ぐんでしまいました。
このフロアのこの演出に、ゲストの皆様も感動していらっしゃいました。
セレモニーの後、皆様より一足お先に披露宴会場へ。
さあ、ご家族とご親戚が中心のアットホームな披露宴の始まりです。
和やかに宴は進み、ゲストの皆様の会話も弾みます。
先輩の穏やかで柔らかい声が皆様を安心させたのでしょう。
とりわけ新婦が何度も感激の涙を流され、
新郎がその度に優しくお声をかけていらした様子が微笑ましく、
そんなお二人を見つめるご両親の姿につられて、私も何度も涙を拭いました。
始まりからお開きまで、丁寧にご指導くださった先輩に心から感謝です。
この会場で司会をさせて頂ける日を思い描きながら、
ひとつひとつの経験を、しっかりと積み重ねていこうと思いました。