「お父様の想いに」
新郎新婦やご両家の皆様にとって待ちに待った佳き日。
大自然も祝福しているかのようにカラリと晴れ上がったこの日、素敵な披露宴がありました。
神父様のもと、厳かなチャペル挙式が執り行われた後、
フラワーシャワー・ブーケトス・バルーンセレモニーからの司会を受け継ぎました。
穏やかな波が打ち寄せる砂浜が目の前に広がる、オープンデッキでのセレモニー。
そこにいるすべての人達の笑顔が、フラワーシャワーと共に弾け、
ブーケトスを受け取る新婦のご友人の感激はひとしおです。
青空にくっきりと舞い上がる、色とりどりのバルーンを見つめる皆様の視線の先に、
お二人の幸せを願う想いが広がっていくようでした。
その想いを抱いての笑顔溢れる披露宴は、終始、和やかに進んでいきます。
さて、宴もたけなわ、新婦がお父様と 「相合い傘」 でのご登場のシーンへ。
お父様がお持ちの傘は、ご自分達の披露宴で、新婦のお母様とご一緒に入場した際に使われた
ご自身の家 特注の番傘です。
お父様と愛娘を見つめるお母様の優しい眼差し。
宝物の相合い傘をお手に持ち、お父様はどんなお気持ちでいらしたのでしょうか?
キャンドル入場の前にはお父様が 『家族になろうよ』 を歌われました。
扉の前で入場を待っていらした新郎新婦。
「目の前で聴きたかったなあ・・・」 というお二人の思いを会場のスタッフが察し、
歌の途中で扉をオープン。
扉口でお父様の歌をお聴き頂き、キャンドルに繋げるという段取りになりました。
このサプライズにはお父様も会場の皆様も大感激。
勿論、お二人の感激は言うまでもありません。
数十秒のあいだに繰り広げられたスタッフとのやり取りで、
思いもかけなかった感動の瞬間が生まれました。
ひとつひとつにドラマがある披露宴
このひとときが皆様にとって最高の思い出となるよう、最善を尽くそう!という
スタッフの心意気がグングン伝わってきて、進行しながらも私の心は感動でいっぱいに ♡
お開き口で皆様が口々にする 「楽しかったあ!」 の言葉。
スタッフも私も同じ気持ちです。
「ひとつひとつを大切に」
この言葉を思い起こしながら、海に向かって深呼吸。
また、心地よい新しい風を感じました。