朗読劇 「悪女について」 によせて
【投稿日:2014.11.30】
11月16日、仙台メディアテークで、ステージ・アップの朗読劇 「悪女について」 が開催されました。
私は今回、スタッフとして参加させて頂きました。
ミーティングでは、ちょっぴり緊張した面持ちの出演者の皆さんが、
衣装やメークの準備をして、リハーサルをしていくうちに、
それぞれの役になりきって、今か今かと本番を待ちます。
実は、この時の役者さんが、とても人間的で愛おしいと、私はいつも感じるのです。
演劇やミュージカルにちょっぴり携わった頃を思い出し、その様子を目の当たりにして、
舞台っていいなあ・・・と舞台袖で開演の準備をしながら、しみじみと思っていました。
暗く抑えた照明が、深い色の赤い薔薇と 『悪女について』 を語る役者を浮かび上がらせ、
ひとりひとりが発する言葉によって 「富小路公子」 の姿を思い起こす舞台。
日常が慌ただしく流れてゆく中で、じっくりと人の声に耳を傾け、
作者の世界にたっぷりと浸る事が出来る 「幸い」 を噛み締めた時間でした。
会場をあとにされるお客様と、お見送りする出演者の皆様の満面の笑顔が、
この舞台の大成功を表していて、私もお手伝いさせて頂いた喜びでいっぱいになりました。
今回は、スタッフとしての参加でしたが、次回は是非 「読み手」 として、ステージに立ちたいと思います。
皆様、本当にお疲れ様でした ☆