岩沼市の 「話し方教室」 3回目のご報告

7月からスタートした、岩沼市中央公民館での 「話し方教室」
この講座は、「言葉の持つ力」 「言葉に宿る力」 を意識して、
日頃から 「プラスの言葉」 を使って、物事を人生を 「いい結果」 に導きましょう!!
ということをメインテーマにしています。


3回目の9月15日㈫のテーマは


「丸い卵も切りようで四角 物も言いようで角が立つ」


初めは、ウォーミングアップ
◆「発声」 の準備運動・・・首や肩、腕・胸のストレッチ
◆「姿勢・声の響き・口の開け方」 などの基本確認
◆「発音」 の基礎練習

◎首や肩・腕・胸などに力が入っていると、声帯も緊張して 「声」 が出づらくなります。
力を抜いて、リラックスしましょう!!

◎年齢を重ねてくると、背中が段々丸まって、深い呼吸がしづらくなります。
「呼吸」 は 「発声」 に繋がっていますから、姿勢を良くしてしっかりとした呼吸を心がけましょう!!

◎「口」 は 「水道の蛇口」 と同じです。「口」 を大きく開けないと明瞭な 「発音」 はできません。
「口」 をしっかりと開けて、はっきりと 「発音」 しましょう!!


続いては
◆近頃問題になっている 「放送禁止用語・セクハラ・パワハラ・ヘイトスピーチ」 について
現在 「放送禁止用語」 とされている言葉と、その理由、そして言い換えた言葉など
◆物事をま~るくおさめる 「マジックワード」 について


◎「放送禁止用語」 は、テレビやラジオといったマスメディアにおいて、
何らかの理由で、「使用が禁止されている言葉」 を指すもので、
今日の日本では、法によって明文化された 「放送禁止用語」 は存在せず、
単に放送事業者の自主規制によるものです。 


障害者や弱者を侮蔑したり蔑んだりする言葉は、人間として許されるものではありませんし、
時代と共に変化していく言葉の中には、現代において適切でない言葉も確かにありますが、
言葉にはそれぞれに 「語源」 があり、それを知る事で歴史が見えてくることもあるので、
それらの言葉を、安易に 「差別用語」 と規定し、使用を禁じることにはいささか疑問をもちます。


要は 「用語」 の問題ではなく 「対応」 の問題だということ。
つまり、「様々な立場の人」 に対する 「思いやり」 が大切だということです。


後半は
◆「褒めて褒めて褒めまくろう!!」 と題して、
お隣り同士で、お互いのいいところを見つけて褒める・・・ということを通して、
「言葉の選び方・使い方」 について勉強しました。


相手を褒める時必要になるのは、相手を見る 「観察力」 と、それを言葉にする 「表現力」
どちらかというと、男性の方が 「褒める」 ということにテレがあるようでしたが、
初めは少し照れくさそうにしていた方々も、段々話がのってきて積極的に参加して下さいました。


講座終了後頂いた質問に、次のようにお答えしました。

Q:書類原稿を声に出して読むとき、間違わないようにするにはどうすればいいか?
A:人間の脳は非常に優れていて、目で原稿を追っている時に、今読んでいるところより先に目が行き
今読んでいるところに、先の言葉がかぶってしまったりして、間違えます。
これを防ぐには、読むところを指でさしながら読み、目が先に行かないようにするといいでしょう。


また 「90分は本当にあっという間で、2時間くらいあったらいいのに」 という嬉しい感想を頂きました。
これからも受講生の皆さんの希望と目的に、少しでも多く応えられるように、頑張りたいと思います。


4回目、10月20日㈫のテーマは

「言葉は言霊」 ~言葉はその通りの現実を運んでくる~

◆「言葉が脳に与える影響」 ~ポジティブトーキングのススメ~
◆「命を救った言葉」 ~大震災9日目の奇跡~
◆1人1分スピーチ 「これから私はこうありたい!!」

など 「言葉の持つ力」 についてお話します。どうぞ、お楽しみに!


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