「多賀城市統計調査員」 の研修会で 講師を務めました。
先日 「多賀城市 統計調査員協議会」 の研修会で、講師をさせて頂きました。
統計調査員 は、
国勢調査・労働力調査・家計調査・工業統計調査・商業統計調査 などの調査票を、
調査対象である世帯や事業所などに 配布 し、その趣旨や内容について 説明 を行い、
記入された調査票を 回収 し、その 点検・整理 などを行います。
統計調査の対象となる方々は、多くの場合、統計調査員が訪問して初めて、
自分が調査対象になっていることや、調査の内容について知ることになります。
このため、調査対象の方々の中には、その調査について知らなかったり、
仕事が忙しかったりなどで、統計調査に協力して頂くことが難しいことがあります。
今年は10月に、5年に1度の 「国勢調査」 が実施されます。
今、担当部署は頭を抱えています。その理由は 「調査員の不足」 です。
この分だと、役所の人も調査に駆り出されるかもしれない。そういう状況です。
実際、「統計調査員」 という仕事は、大変な仕事だと思います。
統計調査員の多くが10年以上されているベテランの方々ですが、その多くの方が、
「以前は、こんなに苦労しませんでした!」
「本当に調査のやりにくい時代になりました!」 と仰います。
その原因は、「共働き」 と 「オレオレ詐欺」 と 「個人情報保護法」 です!
「共働き」で、多くの世帯が 「日中留守」 在宅していても 「居留守」 を使われる。
やっと話せてもまさしく敷居は高く、インターンホン越しに 「断られてしまう」
「急に来られてもねえ、今忙しいのよ~」
「統計調査って何? いったい何に使うの?」
「個人情報だから、教えたくない!」
「あなた、本当に統計調査の人?」
「調査員証なんて、いくらでも偽造できるでしょ!」
調査対象が隣近所の顔見知りで、普段からお付き合いがあれば、まだ受け入れやすいでしょうが、
そのほとんどは 「初対面」 で、ましてや 「調査」 となれば、やはり相手は構えます。
何せ、今の世の中本当に物騒で、この頃の 「オレオレ詐欺」 や 「還付金詐欺」 は、
ご丁寧にも自宅に、通帳や印鑑やカードや現金を受け取りに来ますから、全く困ったものです。
そうした状況の中を 「調査員」 の方々は、1件1件訪問するわけですから、本当に大変です!
そこで今回は、
『調査訪問時における コミュニケーション・マナー』 と題して、
「どうしたら初対面の相手に、快く受け入れてもらえるか」 についてお話をしました。
前半30分は、
● 統計調査員としての 「覚悟」 と 「精神力」
● カメラ付きインターホンに気を付けて!
● 魔法の言葉 「そうですよね~」
● 相手の身になって考えてみよう!
● あくまでも低姿勢で、「ご協力をお願いします!」
● 断られた時に、質問された時に、どう答えるか
後半30分は、 「第一印象」 について
● 「笑顔」 の重要性や 「表情」 を輝かせるポイント
● 「身だしなみ」 の基本や、チェックポイント
● 「姿勢や仕草」 などの 「立ち居振る舞い」 などのいわゆる 「見た目の重要性」 について。
更に、
● 「声」 の質や速さ・ボリューム・口調など
● 「挨拶」 の意味と、仕方
● 「わかりやすく話すテクニック」 や 「気遣いを感じさせる話し方」
など、訪問先での 「言葉づかい」 や 「話し方」 について、具体的にお話しました。
当日は、多賀城市の統計調査員、男女合わせて30名 近くの方が参加して下さいました。
そのほとんどが 10年以上、中には 30年以上の大ベテラン の方もいらっしゃいましたが、
皆さんとても熱心に参加して下さって、本当にあっという間の1時間でした。
いつも申し上げることですが、私が皆さんにお伝えできることは 「ヒント」 です。
そのほとんどが 「当たり前のこと」 で、「些細なこと」 です。
しかし、その当たり前のことが、些細なことが、実は結構難しい。
頭でわかっていることと、実際にできることには、差があるからです。
そうした 「些細なこと」 を、実際に行動に移してみることによって、
対象者とコミュニケーションがきちんととれるようになり、
「寒い中、お世話様です!」
「調査員の方も大変ですね!」
「一日何軒回られるんですか?」
「気を付けて頑張ってくださいね!」
「ありがとうございます!」
そんな風に言われたら、うれしいですね!!
研修会終了後、参加して下さった方から、
● 「楽しいお話をありがとうございました」
● 「あっという間の1時間でした」
● 「とても楽しく、わかりやすかったです」
● 「魔法の言葉、『そうですよね~』 を大いに活用したいと思います!」
● 「とても明るく、わかりやすく講演して頂き、ありがとうございます」
● 「とても良い研修会でした! 機会があったら、またお聞きしたいです!」
● 「とても参考になり、実行していきたいと思います」
● 「時間が足りないと思いました。もっと聞きたかったです!」
● 「統計調査員全員に対する指導が重要だと思いました」
などの感想を頂きました。
多賀城市総務部の皆様、そしてご参加いただきました調査員の皆様、ありがとうございました。
どうぞこれからもすてきな笑顔で、ますますご活躍下さいませ!!
講演会に参加して下さった方々からの感想は こちら
https://www.stage-up.info/voice/cat24/-30-74.html